【創業支援】＠小松市　エステ業の創業支援を始めます！（続報）

皆さんこんにちは！

秋風よりも追い風を感じたい、税理士の吉田功太朗です。（二つ名には寒気がしたので削除しました。）

 

前回に引き続き、小松市にてカフェを営む山口さま（Yさま）からの相談内容をご紹介します。

私にとっては、「創業支援ができるカフェ」に少し近づいた日となりました。

 

相談内容は大きく分けて以下の3つでした。

①補助金をもらって店舗を改装移転するが、補助金をもらった分の納税が心配…

②事業拡大に際して、法人成り（個人事業主が法人化すること）した方がいいのか

③クラウドファンディングの活用

 

まず①について

事業再構築補助金を活用してテナントを大規模改修する計画をお聞きしました。

ご心配を代弁すると「補助金額が雑収入に計上され、事業所得が大きくなり、納税額も大きくなる？」となります。

これについては「圧縮記帳」を活用することにより、納税額を抑えることができる旨をお伝えしました。

税理士っぽく表現すると、「補助金額を改装費の資産計上額（建物）から控除（圧縮）し、実質負担金額にて資産計上した後、各年において減価償却を通して費用化していく」となります。これにより、補助金入金時に雑収入としなくていい反面、将来の減価償却費は各年少なく計上していくことになり、長い目でみれば所得の帳尻が合う訳です。（所得税はその年の所得が大きいほど税率が上がります。圧縮記帳により所得は将来に分散されるため、納税額だけみれば帳尻は合わないことになりますね！）

 

次に②について

事業拡大に際して法人成りをすべきかどうか。これについては意見がわかれるところです。

多くの場合、どちらの方が節税になるの？に目が行きがちですが、今回はそれ以外のことに目を向けました。

・法人の設立や清算（会社を閉めること）に係る費用

・後継者を探すつもりはあるか

・山口さまにもしものことがあった場合、会社はどうなるか

現状の所得では節税よりもこれらの視点が重要と感じたからです。

その結果、山口さまは法人成りを見送りました。

各項目の詳細は省きますが、事業を行う上で節税が全てではありません。

それよりも大切なことに目を向けられるよう、お伝えでき嬉しく思いました。

 

最後に③について

返礼品を用意しない「寄付型」か返礼品を用意する「返戻型」か確認しました。

返戻型の方が寄付した側が事業者であれば経費化しやすい旨をお伝えしました。

また、寄付は「返礼品が欲しいから」ではなく「応援したいから」してもらえるものであるため、返礼品選びも慎重に行うべきとお伝えしました。

（クラウドファンディングは個人的に興味があり、将来活用予定です。）

 

また、拡大に際して税理士をお探しのようでしたので、ここぞとばかりに当社の料金体系をお見せしました。

（創業支援のためのパックを作成しました。近い将来、皆さまにもご紹介いたします！）

しかし、税理士費用は決して安いものではありません。（もちろん最高のサービスをお約束します）

 

そんな中、事業拡大の片鱗をお聞きしました。

「エステとカフェ、物販を行う場所にしたい」

「分け隔てなく、多種多様な方々が集う場所にしたい」

「事業や副業を応援したい」

間髪入れず、「僕ら、一緒にやるしかないです」と口にしてしまいました。（今思うと恥ずかしいです）

 

なぜなら、創業支援カフェの構想にかなり近いものを感じたからです。

その後、私であればこれらの事業経営とアイデアに寄り添えるのはもちろんのこと、カフェにバリスタとして立ち、お客さまやフリーインストラクター、副業として物販を行う主婦の方々の経営や税金に関する不安を解消できる旨をお伝えしました。

 

その結果、山口さまの顔から迷いが消え、熱い握手を交わすこととなりました！

（山口さまのインスタ投稿用のかわいい動画？の撮影もしました ^^）

 

山口さまの建物が完成するのは令和6年の夏ごろです。

イベント等を告知できる日が、そして皆さまにお会いできる日が待ち遠しくてたまりません。

（山口さまご経営のTotal Beauty Moonのホームページです。https://i-moon.jp/）

 

これって追い風ですよね？

今回も長い投稿となりました。最後まで読んでいただきありがとうございます！